昔からよく聞く話ですが、ホラー映画には、あるお約束があります。
このお約束はスプラッター映画やパニック映画にも一部該当するものがあるので、お約束を知っている人は、映画のその先のストーリーを先に予想することができたりします。
そんなの面白くない!と思った人は、お約束について覚えておかないことをおすすめしますが、このホラー映画のお約束は、その映画を制作する人達、俳優達も知っていることなので、どのようにして、このお約束を打ち破るかで、映画の出来が変わってくる、「ホラー映画の壁」と考えることもできます。
では、簡単にいくつかホラー映画のお約束を挙げてみましょう。
・カップルは一番に狙われる
ホラー映画でイチャイチャしているカップルが登場したら、かなり高い確率で次の犠牲者になります。
・スポーツマン(人気者の男子)が一人いなくなる
スプラッター映画などで、登場人物達のなかにスポーツマンがいると、一人で犯人を捕まえようとしたり、一人で行動を起こそうとしますが、そんなスポーツマンは次の犠牲者になります。
・トイレ、お風呂は危険
トイレやお風呂は基本的に、一人で入りますよね?そのためか、ホラー映画では観客を驚かせる定番の場面でもあります。特に、登場人物達のなかでアイドル的な女性が一人でお風呂に入っていたら狙われます。
・電話が不通、外部との連絡が取れない
これも定番ですが、ホラーなどでは町や村全体が惨殺事件の舞台になることがあります。こうした町や村はどういったわけか、外部と連絡が取れない場所という設定になっているか、外部との連絡手段が犯人によって絶たれます。
・最後に生き残るのは地味な人
ホラー映画によっては違う場合もありますが、多くのホラー映画で、最後まで生き残るのは登場人物の中でもっとも地味な人物です。作品によってはお調子者などが生き残ることがありますが、そういったホラー映画では、最後まで生き残る人が複数いたりします。
・犯人は自殺する、または死亡する
ホラー映画などで登場人物達を狡猾に欺き、残虐に殺害していく犯人ですが、意外にあっさり死んでしまいます。ホラー映画の作品のなかには、犯人も予期しない、まったくの偶然で犯人が死亡してしまい、後味の悪いままエンディングを迎えてします。
こうした定番やお約束は日本でもネットを探せば色々見つかります。強敵に「やったかっ!?」とか、戦場で兵士が「国に結婚を約束した幼なじみがいるんだ...」など、こういった定番は死亡フラグとしてよく使われています。
定番やお約束を見つけることで、違った映画の観かたもできると思うので、一度探してみてはいかがでしょうか。